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これはリアキャリパを外さなくても出来る事なのですが外して中の状態を見てブレーキシューの残量はどのくらいか? グリス切れはおこしてないか?など点検もかねています。写真はすでにキャリパを外した状態です。外し方はリアキャリパO/Hを参照(ブレーキパットは外す必要は特に無い) |
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ローター真ん中のところが錆びていなければ手で取れますが錆びている場合は2個あいている穴にネジ径6mmのミリネジボルトを差し込んで均等に締めこんでいくと徐々に外れてきます。猛烈に硬い時は無理をせずCRCなどの浸透剤を吹きかけてしばらく放置してからやってみてください。 |
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外れたならサイドブレーキシューが見えます。ブレーキダストがたまっている場合があります。 |
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ローターの内側です。錆が出ています。ローターもサイドブレーキもエアーでブレーキダストを飛ばして掃除しました。 |
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サイドブレーキを引いて後ろから『キッ』って金属が擦れるような音がしたらバックプレートとシューが当たるところのグリスがきれている可能性があります。サイドを分解しなくてもマイナスドライバーを入れてちょっと起こせば隙間が出来るのでブレーキグリスを塗ります。一つのシューに3箇所、左右で12箇所あります。 |
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調整する所は下に付いていいます。片側がネジに待っているので下に向かって回せばシューは狭まり上に回せば広がります。工具を引っ掛けるためのギザギザがついてます。 |
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ローターを見るとゴムのメクラが付いています。 |
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ブレーキ調整をするにはローターを取り付けなくてはいけないのでポイントを2つ。サンドペーパーで磨いてあたりを付けると共に錆を取る。ブレーキシューも表面を軽く擦っておくという事です。そしたら当然カスがでるのでエアーで飛ばすか何かで拭き取る。この作業は整備業界で普通の事です。実際に私も20d大型車のでっかいドラムブレーキ〜軽・バイクのドラムブレーキまで大小問わず同じ事をして取り付けています。 |
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取り付ける前にもう一つ・・・ ここにグリス?みたいなのを塗る。錆つかないようにね。 |
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そしてローターを取り付けたらメクラしてあった穴を下に向け中を覗くと調整するためのが見えます。ローターを回すには力が必要!あらかじめ下に向けて取り付ける。 |
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マイナスドライバーを穴に入れて(穴の縁が支点)シューを広げる方にカチカチと回します。回す方向は上ですからね。(力点と作用点は反対の動きをしますので作用点を上向きにです。)回せなくなるとサイドが効いた状態になるのでローターもまったく回らなくなります。そこから狭める方に(下に)3回くらい回せば丁度いいところにくるようですね。サイドブレーキを強めに引っ張ってみて5〜6ノッチくらいでいいのではないでしょうかw使っている工具はもちろん仕事で使っている工具。4d車のブレーキまで対応しているアジャストツールです。ちょうどよければキャリパを取り付けてタイヤをつければ終わりです |
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上からアジャストツール (マイナスドライバーでOK)キャリパを外すためにメガネレンチ 14・17mmコンビ12・14mmコンビ(写真には無い) |
使った工具 |
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作業後の注意 |
くれぐれも引きずりが無いように。引きずっていれば耳を澄ましローターを手で回した時に擦れる音がします。 |