C008 Rブレーキキャリパー
レポート提供 カナック氏@新潟

事前準備 作業A001
参考 整備要領書追補版T C-183〜
事前注意事項 フロントキャリパと同じ

まずはブレーキパットを外します。ピンの後ろについている針金みたいなのを抜きピンを手前に引っ張ります。
構成部品です。細い針金みたいな物をなくさないようにしてください。
キャリパを外す前にフロント側と同じ要領でローターに当たるまで押し出します。限度値以内でローター研磨していれば思いっきりしてもオイルは出ないので大丈夫。場合により飛び出しすぎて漏れる事あり、少しずつ出していき触ってグラグラし始めたらやめる。
ではキャリパを外す作業に入ります。手順としてはブレーキホースを挟み込んでオイルを止め、ブレーキパイプのジョイント部分を緩めパイプのステーの取り付けボルト(12mmメガネ)を外します。その後にキャリパ取り付けボルト(17mmメガネ)を緩めて手をあてがって落とさないようボルトを抜き取り本体を外します。
外した所です。ゴミが入らないようにしておきましょう。
キャリパが外れましたら。ピストンを抜きにかかります。ダストブーツのリングを外してブーツを取る。
マイナスドライバーでちょっとずつこじって出します。左右均等にこじっていけば直ぐとれます。くれぐれも傷をつけないよう丁寧に抜き出します。ウエスを巻けばバッチリですね。w
分解するとオイルが出ます。受けを用意しておくと良いでしょう。
Oリングを外すには細いマイナスドライバーでいいでしょ。
洗浄をします。Oリングの溝を綺麗にしつつ回り全体も洗う。
掃除が終われば組み付けです。シールキットの中身です。
シールキットに入っている赤いグリスをOリングに少々付けておきます。
もちろんピストン全周にも少々
Oリングを溝にはめ込んでいきます。
ピストンを入れるのは簡単でちょっと抵抗はありますが押し込むだけで入ります。この時点では全部入れずにこのくらいにしておいてダストブーツを取り付けます。
ダストブーツをピストンに付けたら付属のオレンジ色したグリスを塗り押し込む。ブーツはかぶせるだけです。少しグリスがはみ出ますが気にしなくていいです。気になるようならふき取ってください。
最後に外れ止めのリングを付けてキャリパー完成です。もう一方も同じ手順で組み立て。
さて取り付けです。
キャリパーを車体に取り付けてブレーキパイプを付けるのですが、ゴミ噛みが無いように、また傷をつけないようにしてください無事キャリパーを固定したらパイプのジョイントを仮付けしステーのボルト2本を先に締めます。そしたらジョイントを本締め。
次にブレーキパットを付けますが、シムの所やスライドする所にグリスを塗ります。そしたらブレーキホースを挟んでオイルを止めていた工具を取り外します。
最後にエア抜きです。一人でやるならワンウェイバルブの付いた物を使いましょう。私がフロントのレポートをした時はエアーで負圧を作り吸引するタイプを使ってなるべく専用の機械を使わずにしてみましたが、今回は専用の機械でブレーキオイルを圧送しました。
ブリーザを緩めるのは10mmのメガネ。圧が掛かっているので緩めると勢い良くエアーが出てきます。負圧式、もしくは一人でするやつはくれぐれもオイルは切らさないようにちょくちょく補充してください。エア抜きが終わればブレーキを踏んでタッチを確かめてフワフワしているようならまだエアーが抜けていない可能性大です。
上からフレアレンチ 10・12mmコンビ片側スパナ  10mmコンビメガネレンチ 14・17mmコンビ17・19mmコンビ大・小マイナスドライバーホースを挟む工具w写真には写っていない物ウオーターポンププライヤーオイルとウエスは多めに。
使った工具
作業後の注意
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