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0919_narukawa氏の作業をお手伝いした後の追補です。ブーツ交換の場合ここまでやる必要はありませんが、ついでにやってみましたのでご参考までに。左右ともハブ側はこのようにボールジョイントのようなものがあります。ブーツを外しただけではこの辺はグリスまみれでドロドロですが、ここも分解してみました。 |
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ここは固定ジョイントと呼ぶそうです。ここがボールによってグリグリ動く事が肝な訳ですが、このボールジョイントは(当たり前ですが)そのままは抜けません。整備要領書に従い、「小さな穴の」ボール4個を最初外します。ボールがはまっているボールケージを痛めない程度にコンコンと棒(例えば大き目のマイナスドライバ)でつついて回転させると、大きい穴がどれか判るので「そこでない」ボールを1つづつ取り出して行きます。 |
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中にはまさしくパチンコ玉のようなものが(笑)。玉は皆同じです。ボールケージのほうの穴が大小あるのです。全部で6個ですので全部取り出します。無理しないでやさしく行いましょう。 |
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ボールを取り出してから中のボールケージを取り出すのですが、この際の肝は「大きな穴を上手に使う」です。実際作業してみないとわかり難いと思いますが、大きな穴はその部分ケージが凹んでるので、ケージを抜く際にそこを両端とするとケージが抜けるのです(と言うかそこを使わないと知恵の輪のようにいつまで経っても抜けません)。 |
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ボールケージがうまく抜けたら、最後はインナーレースも取り出します。こちらもそのままでは抜けないようになっています。やはりポイントは大きな穴を上手に使うと言う事。また今回は入れ物側になるボールケージは左右で内径が違うので、当然広いほうから抜いてください。 |
使った工具 |
マイナスドライバ・ハンマ・大量の使い捨て紙ウエス・大量のパーツクリーナー |
作業後の注意 |
組立は分解の逆ですが、組み付けには向きがあるので、気をつけましょう。インナーレース・ボールケージとも、面取り部分が外側に来ます(整備要領書C-131右下図参照) |