B010 エアクリーナー
レポート提供 さくさく氏@静岡

事前準備 なし
参考 整備要領書追補版T B-48
事前注意事項 なし

エアクリーナーエレメント交換です。
車両は純正のエアクリーナーボックスを使用しておりますが、ノーマル車と違うのは「エアフロレス車」という事です。RB26は2個のエアフローメーターを利用し、リアルタイムで吸い込み空気量を測定し、それをコンピューターに送って適切な燃料を噴射する方法を取っております。これにより、例えば標高が高い山に行ってもそれを調節し、不具合が出ないようにしています。2個使用しているのは、故障により空気量が判らなくなってしまうと、適切な燃調が取れないので保険として2個利用していると思われます(たぶん)。
クリーナーボックスについている4個のクリップを力技で外します。なかなか固いので外した瞬間に指を切るなど、怪我をしないように十分注意して下さい。
整備要領書ではクリップさえ外せば蓋が外れるように解説してありますが、中のエレメントを抜き去るのは非常に大変ですので、エアフエロに繋がっているゴムホースを外してしまったほうが結果的に早いでしょう。この車両はエアフロレスなので、本来エアフロの着いている部分にダミーのパーツが取り付けてあります。まず上側のバンドを緩めます。大抵の場合、8ミリのソケットかマイナスドライバで緩められます。
続いて下側のエアフロのホースを締めているバンドを緩めます。写真をクリックすると大きな写真が出てきますので、赤丸のついたバンドのボルトを緩めます。なが〜いマイナスドライバか、エクステンションを繋ぎ合わせてソケットを利用します。ソケットの場合、緩めたあとに工具を落としたりしないように注意して下さい。
上下ともバンドを緩めたら、大抵の場合ゴムホースが固着しておりますので、ガムテなどで先を保護したマイナスドライバなどの先をこじ入れて、固着をはがします。あまり無理にやるとゴムホースを痛めたり、エアフロを破壊したりしますので慎重に行ってください。上側のエアフロの線はコネクタを外して取り去っておきます。
下側のゴムホースも固着を取り去って、ケースごと上に引っ張りますが、下側のエアフロ配線がまだ着いていますので、少し上に上げた状態でコネクタを抜き去ります。こちらのレポートを参考になさる方は恐らく初めてやられる作業でしょうから、コネクタの劣化による破損、ゴムホースの固着などが考えられますので、あまり無理は掛けない様慎重に行ってください。ボックスが無事取り去れますと、エレメントを交換する事が出来ます。すぐにエレメントを交換すると思いますが、念の為、下側のゴムホースには一旦ガムテなどを貼って、工具やゴミなどを誤って落としてしまわない様、十分注意して下さい。取り付けは一連の作業の逆となります。
使った工具 ロングマイナスドライバーもしくは8ミリのソケットとエクステンション
作業後の注意 走行前にバンドの締め忘れや、下側のエアフロがしっかり刺さっているかよく確認して下さい。
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