B009l エンジン12
レポート提供 Neko氏@神奈川

事前準備 液体ガスケット、スレッドコンパウンド、ノート、ボールペン、ガムテ、ウエス、パーツクリーナー
参考 整備要領書追補版T B-
事前注意事項 作業順番を把握しておくこと。

リヤプレートを取り付けます。こちらは二箇所のノックピンに合わせて取り付けです。
フライホイールを取り付けます。6本のボルトを手で回るとこまで締め込み。。。
回り止めをセットし。。。
規定トルクで締め付けました。
エキマニのガスケットを装着します。凸部をエキマニ側にしてセットしました。
だぁ〜、写真暗すぎです^^;エキマニのナットなんですけど、よ〜く見ますと中央の穴が楕円になっていました。不良品かな?(爆)と思って全部見ましたけど全部楕円。。。う〜ん、ナット自体が回り止めの役目をしてるんでしょうか??^^;
こちらの名前は『ヨーク』と言います。エキマニとナットの間に入る『分厚いワッシャー』とでも言いましょうか。。。表裏がありますね。
エキマニをセットした後、スタッドボルトへスレッドコンパウンドを少々塗っておきます。
ヨークを取り付けます。平らな方をエキマニ側へ、ツルツルしてほんの少し丸みを帯びているほうをナット側に向けて取り付けました。
エキマニのナットを全て仮留めしておきます。
ある程度まではラチェット&メガネレンチで締めこんで、最後に整備要領書の順番どおりに、トルクレンチで締め付けました。
が、この場所だけエキマニが干渉してトルクレンチを使用出来ませんでした^^;
取り付け完了です。キレイに光っていますが、遮熱板で『完全に見えなくなります(笑)』
オイルチューブの取り付けです。こちらはフロントタービンからのオイルリターン用ですね。ネジ山部分をキレイにし、ブロックの受け側も出来るだけキレイにした後、液体ガスケットを塗ってブロックへ取り付けます。
取り付ける際に気を付けた事は『チューブの角度』でした。チューブ自体は微妙にテーパーがついていまして、真っ直ぐではありません。色んな雑誌の写真やタービンとの位置関係を考えつつ、ま、こんな感じでしょ(爆)という角度で取り付けました。写真は真正面から見たとこです。先端が『やや左下方向』になっています。
こちらはリヤタービン側のオイルチューブです。ガスケットが当たる部分を脱脂してガスケットを装着した後、ボルト2本でチューブを固定です。
パワステポンプ取り付け用のブラケットを装着します。こちらはボルト3本で固定です。
タービン側のエンジンマウントブラケットを取り付けます。ボルト4本で固定です。
タービン中央に伸びるオイルチューブのコネクターをブロック側へ取り付けます。ブロック側とアイボルト側へガスケットを入れ、規定トルクで締め付けました。取り付け角度で少々悩みましたが、色々な雑誌の取り付け角度を見たりしながら『ま、こんなモンでしょ(爆)』と。。。結果的にコネクターから左右水平にオイルチューブが出るような角度でコネクターをブロックへ取り付けました。コネクターにオイルチューブが刺さっていますが、この段階では仮留めです。後でタービンとの位置関係を確認しながら締め付けます。
こちらはタービン中央に伸びるウォーターチューブのコネクターです。こちらもブロック側とアイボルト側にガスケットを入れ、規定トルクで締め付けます。コネクターの取り付け角度はコネクター左側に取り付けるウォーターチューブが水平になるように取り付けました。オイルチューブ同様、ウォーターチューブも仮留めです。
タービンのセンターハウジング(タービン中央部分の冷却水が通る穴です)へウォーターチューブ用のアイボルトを取り付けます。アイボルトを取り付ける前に、ガスケットを忘れないように取り付けます。タービンは2個ありますので、2個共同様に取り付けます。
タービン側へガスケットを装着後、オイルパイプを取り付けます。写真ですと少々判りにくいかもしれませんが、こちらのパイプはL字になっていまして、このL字のオイルパイプを装着した時点で、このタービンは『リヤ側』のタービンとなります。チューブ出口の方向を間違えないように取り付けましょう。
フロント側のオイルチューブを取り付けます。こちらもガスケット装着後、オイルパイプを取り付けます。タービン単体ですとボルトを締める際にタービン自体が動いて締めにくいです^^;タービンの下にダンボールなどを重ね、キズ付かないようにした後、タービンを膝で挟んで各ボルトを締めました。
タービンハウジングへスタッドボルトを5本取り付け(ダブルナットで取り付け)、アウトレットを装着します。上記の作業でフロント用とリヤ用のタービンは決まっています。アウトレットも形状でフロント側(短いほう)とリヤ側(長いほう)がありますので、間違えないように取り付けます。
タービンハウジングのエキマニ側のスタッドボルトをダブルナットで取り付けます。
タービンに取り付けるスタッドボルトは全部で18本です。長さは同じですが、中央にネジ山が切れていない部分があります。その部分を境に、ネジ山の数が多い方と短い方があり、短い方が『ネジ込む側』になります。写真で見えている部分はネジ山の数が多い方です。
タービンのセンターハウジングへウォーターチューブを取り付け。。。取り付け。。。と・り・つ・けっ!って。。。つ、付きません。。。orz
今回、タービンは34N1用を使用しています。32純正とウォーターチューブは同じだろう。。。と甘い考えでろくに下調べもしなかった為、作業が中断してしまいました。。。orz。後日、34N1タービン用のウォーターチューブを購入し、32純正用と比較しますと。。。う〜ん。。。形状がだいぶ違います^^;
タービンに埃が入らないよう、全ての穴にガムテでメクラをし、しばし保管です。
タービンを取り付ける事が出来なくなってしまいましたので、リヤ側のエンジンスリンガーなどを取り付けたりしましたが、後々外すはめに。。。orz
フロント側のエンジンスリンガーです。こちらは二つのパーツが組み合わさっています。上側部分は後でも簡単に取り外しが可能ですが、下側部分は後々ですと工具が入りにくく、少々手間がかかりますので、この時点で取り付けて正解でした。
プレッシャーレギュレータへOリングを取り付けます。
フューエルチューブへプレッシャーレギュレータを取り付けます。こちらはボルト2本で固定です。
よし、インジェクターを付けよう。と、古いインシュレータをインジェクターから取り除こうとした瞬間、事件は起きました。『ポロッ!』。。。ん?。。。え?。。。なんか落ちたような。。。って『( ゚д゚)ハッ!先端のプラスティック部分がぁぁぁあああ。。。orz』
気を取り直してフューエルホース2本を繋ぎます。こちらはサージタンクの一番手前にあるホースです。ホースの端をクランプで固定します。クランプはプラスドライバーで締め込むタイプのもです。こういうクランプはどこまで締め込んでいいのかいまいちわかりません^^;
本来ですと、フューエルチューブへインジェクターを取り付けた後、2本のボルトで固定。。。となる予定でしたが。。。フューエルチューブは仮留めです^^;
思い出したようにフロントデフのサイドリテーナーへオイルシールを打ち込みます。ずっと前に打ち込んでいてもおかしくない作業なんですが、オイルシール購入忘れという『おいらの準備不足』により、ここでの作業になりました。オイルシールは色んな場所で打ち込みましたが、何度やっても慎重になりますね^^;斜めに打ち込まないように気をつけましょう。
サイドリテーナーを固定します。ボルトは全部で8本ありますが、内1本はデフケースへ貫通していますので、この1本のみ、液体ガスケットをネジ部へ塗って締め付けます。
クランクタイミングプーリープレートを取り付けます。向きがありますので間違えないように取り付けましょう。
クランクプーリーを取り付けます。。。え?写真のプーリー、何か変ですか?割れてる?そー見えます?そーですか、やはり割れてますか。。。最初はプラハンで均等に中心部分をコンコン叩いて入れていたんですが、なかなか入っていこうとしないモンですから、ついつい『金属のほう=金槌とも言う(爆)』の方でコンコンコンッ!と叩く事数秒で。。。『パキーンッ。。。とorz』はい、叩いてはいけない部分を『私が叩いて割りましたorz』ここ見てる皆さんはプラハンかゴムハンで叩いてください。。。ね^^;。
事の重大さに30秒ほど呆然とし、恐る恐るさくさく氏へ。。。『さ、さ、さくさくさんっ!!プーリーが割れ。。。いや、わ、割りましたっ!』と告げると、1秒後に『あ、Nekoさん、33のがあるからそれ付けて。』と。。。プーリー。。。あるんだ(爆)。。。こうして事件発生から10分後、無事にプーリー装着完了です。つか、要反省です。。。orz
本来ですとタービンがきちんと付いた状態で『一通りの作業は終了しました^^』となるはずでしたが、おいらの準備不足や数々の失敗と不器用さで予定より倍の時間(爆)がかかってしまい、最後はこんな感じの写真になってしまいました^^;まだまだ作業は残っていますが。。。
神奈川へエンジンを持って帰って、残りの作業を行う事にしました。去年の10月から約半年間、さくさくさんを初め、多くの方にご指導いただき、何とかここまできました。エンジンを組み付ける場所や多くの工具、さくさくさんの経験値や時間、その他諸々、本当に大変お世話になりましたっm(_ _)m。この場を借りてお礼を言わせてください。『ありがとうございましたっm(_ _)m』そしてエンジンを運ぶ際に手伝って下さったなるかわさん、まことさん、ゼロさん、ありがとうございましたっm(_ _)m
使った工具 オイルシールを打ち込み時に使用するドリフト、トルクレンチ(各種)、フライホイール回り止め、メガネレンチ各種、ソケット各種、ドライバー、プラハン、ゴムハン、エクステンション
作業後の注意 エンジン内部に埃が入らないように、ホース等の穴をメクラして保管する事



・・・つづく(爆)

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