B009K エンジン11
レポート提供 Neko氏@神奈川

事前準備 オイルジョッキ、ギヤオイル少々、エンジンオイル少々、液体ガスケット、ノート、ボールペン、ガムテ、ウエス、パーツクリーナー
参考 整備要領書追補版T B-
事前注意事項 作業順番を把握しておくこと。

前回入れ忘れたベアリングとシムです。ベアリングを入れる前に、ベアリング部分にギヤオイルを塗布しておきます。オイルパン側のベアリングが当たる部分(内部はテーパー状になっています。)にもギヤオイルを塗っておきます。
オイルシールを打ち込みます。オイルパンの外側部分から2mm程度奥まで打ち込めばOKです。オイルシールの内側にはシリコングリスを少々塗っておきます。
ピニオンギヤのベアリング部分にギヤオイルを塗布します。
ピニオンギヤのベアリングが当たる部分に手でギヤオイルを塗り、デフ側から慎重に挿入です。
フランジを付け、ナットを仮留めした後にフランジに回り留めをして、規定トルク(17〜20kg−m)でナットを締め付けました。
フロントデフのベアリング部分、ドライブギヤ部分、サイドギヤ部分にギヤオイルを塗布します。
デフ自体は『ある角度』にしないとケース内に収まってくれません^^;。色々試しているうちに『あ、この角度ね^^』と判ると思います。そこまで難しい作業ではありませんが、デフ自体が結構重いパーツですので、片手をサイドフランジ側から突っ込んでアシストしながら、ケース内に収めました。途中で落とさないように気をつけましょう。
フランジにアジャストシムを取り付けた後、細〜いOリングを取り付けます。フランジ側のボルトの穴位置とアジャストシムの穴位置は合うようにしか合いません。アジャストシムの外周部には二箇所の『でっぱり』があり、幅が広いほうのでっぱり(写真の人差し指部分です)がフランジ取り付けた後(フランジを真横から見た場合)12時の方向になります。
フランジの外側には写真のように『→』があります。(写真中央部分です)恐らく『こっちがフロント部分ですよ!』の意味だと思います。フランジを真横から見た場合、『→』が3時の方向を指しますので^^;
フランジのオイルシールを買い忘れましたのでorz、一旦仮留め状態にしておきます。
こちらはデフケースのフタの裏側です。ブリーザー部分のフタを装着する前に、フタが当たる部分に液体ガスケットを手で塗っておきます。
ブリーザーのフタを4本のボルトで固定します。デフケースカバーはアルミですので締め過ぎに注意しましょう。
デフケースカバー裏側と、デフケース側のカバーが当たる部分をしっかり脱脂した後、デフケースカバー裏側に液体ガスケットを塗布します。
デフケースカバーを10本のボルトでケース側に取りた後、埃が入らないようにフィラープラグとドレーンプラグを取り付けます。(ここでは仮留め状態です)
オイルパンのドレーンボルトも仮留めしておきます。
『ヘッド再び』です。
前回のバルブクリアランスで±0.01に入らなかった2箇所のシムを変更です。今回の作業で、なんとか。。。±0.01に収める事ができました。
カムを慎重に取り付けた後、カム山とリフター上面にエンジンオイルを少量塗布しておきます。
カムを取り付けた後、ノックピンの位置を概ね合わせておきます。
ヘッド後端のラバープラグです。オイル漏れの代表的な部分ですので、液体ガスケットをしっかり塗って取り付けます。
ヘッドをブロックに固定しているボルトには、14本の大きなヘッドボルトの他に3本の小さなヘッドボルトがありますので、このボルトを忘れないように取り付けておきます。まずは、フロントのインテーク側にあるボルト(写真の中央部分です)を取り付けて。。。
次にリヤのタービン側にあるボルト(写真の中央部分です)を取り付けて。。。
最後にリヤのインテーク側にあるボルト(写真の中央部分です)を取り付けます。
IN、EXの1番前側のカムキャップを外し、外した部分を脱脂しておきます。
外したカムキャップの裏側を脱脂し、カムキャップの両端に液体ガスケットを手で薄く塗ります。この時注意しなければいけない事は、カムキャップの裏側に細〜いオイル通路がありますので、この部分を液体ガスケットで埋めないようにする事です。
カムキャップを取り付け、オイルの通路(写真中央部分の小さい穴です。はい、見えませんね(爆))がガスケットで塞がっていないか確認した後、キャップボルトを規定のトルクで締め付けました。
カムオイルシールをIN、EX共にSETします。
斜めに入らないように注意しながらオイルシールを打ち込みます。ここでは、ドリフトの代わりに42mmのソケットを使用しています。
バッフルプレートの取り付けです。バッフルプレートの向きを間違えると『はみ出します』ので^^;注意が必要です。取り付ける際に使用するワッシャー、スプリングワッシャー、ナットは小さいものですので、こちらはヘッド側へ落とさない様に注意が必要です。慎重に取り付けた後、規定トルクで締め付けました。
タイミングベルトカバーのバックプレートにキャニスターチューブを取り付けます。こちらは2本のボルトで固定です。
バックプレートをヘッドへ固定する為の4本のボルトが通る『穴』。この部分にゴム状のグロメットを取り付け、グロメット内を通るリテーナー(鉄管みたいなものです)を取り付けた後、バックプレートをヘッドへ固定です。(ボルトは4本中1本だけ大きさが違います。)
カムプーリー、タイミングベルト、タイミングベルトカバー(下側)、クランク角センサーブラケットを取り付けます。
タイミングベルトカバー(上側)を取り付けます。
クランクキャップにバッフルプレートを取り付けます。(こちらはリヤ側です)
フロント側のバッフルプレートを取り付けた後、全てのボルトを規定トルクで締め付けました。
こちらはオイルストレーナーに取り付けるガスケットと小さいOリングです。
オイルストレーナーへOリングを装着したところです。ストレーナー側の溝が浅いので、装着する際にOリングがズレないように注意が必要です。
ストレーナーの取り付けです。ストレーナーは3本のボルトで固定されています。内2本はブロック側で、1本はクランクキャップ側です。3本を徐々に締めこんだ後、規定トルクで締め付けました。
オイルパン側とブロック側を脱脂した後、オイルパンへ液体ガスケットを塗布して。。。
ストレーナーがバッフルプレートに干渉しないように注意しながら。。。
オイルパンとブロック。。。合体です。合体したまでは良かったんですが、エンジンスタンドからエンジンが降りている状態でオイルパンを合体させた為、ナット3個とボルト3本を規定トルクで締め付ける事が出来ませんでした^^;つづく。
使った工具 シックネスゲージ、オイルシールを打ち込む際のドリフト(径は各種)、トルクレンチ(各種)、フランジ回り止め、メガネレンチ各種、ソケット各種、モンキーレンチ、ドライバー、プラハン、エクステンション(各種)
作業後の注意 エンジン内部に埃が入らないように、ホース等の穴をメクラして保管する事
Copyright(C)2008 The 32Hozonkai All Rights Reserved.