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『メインベアリングをシリンダーブロック(又はメインベアリングキャップ)に取り付けたとき、ベアリング先端が突出していること。クラッシュハイトがあること。』と整備要領書には記載してありますが、クラッシュハイトがどれくらいあればいいのか?という明確な値は記載されていません。整備要領書の図解ですと、見た目に判るくらいの高さがあるような感じに見えますが、正直目視では判りませんでした^^;爪で確かめますと、かすかに引っかかるような『感じがする(爆)』というくらいです。新品だとはっきり判るのかなぁ。。。^^;;; |
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オイルジェットの装着です。オイルジェットのボルトはチェックバルブ(小さいバネが入っているそうです)になっていますので、装着する前にチェックバルブがスムーズに動くかどうかを細いドライバー等を使用して確認します(新品、中古に関わらず)オイルジェット自体もきちんと噴射されるのかを、パーツクリーナーで管の中を洗浄しつつ、確認します。『ビュ〜』っと勢い良くパーツクリーナーが吹き出ればOKです。ボルト自体は12角のソケットじゃないと取り付けられません。ブロック側にはオイルジェット自体の位置を決める小さい取り付け穴があります。オイルジェットを取り付ける際、位置決め用の穴にきちんと入っているか確認します。入るようにしか入りませんので間違いようがないような気もしますが、ボルトを締め付けていく際に気づいた事は、全て穴にはきちんと入るものの、浮き気味になるものとそうでないものがある事がわかりました。これはオイルジェット自体の微妙な形状の差から来るものだと思います。が、この小さい穴はあくまでもオイルジェットの位置決めをする為のものですので、オイルジェットをきちんとボルトで固定してしまいさえすれば問題ないかと。。。問題ない事にしました(爆) オイルジェットを手で押さえつつ、ボルトを手で締まる範囲まで閉め(一気にトルクをかけるのではなく、徐々に締め付けていくイメージです。)次にトルクレンチを使用し、まず1Kg-mで締め、最後に3.5Kg-mで締め付けました。(オイルジェットのボルトの締め付けトルクは3.1〜4.1Kg-mです) オイルジェットの材質はアルミですので、正直『バキッ!』と潰れないかちょっと心配でしたけど^^;無事に装着完了です^^; |
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ベアリングキャップへ取り付けたメタルに組み付けペーストを塗布します。多すぎても少なすぎてもダメ。という事ですが、初めて行う作業ですので、多いのか少ないのかがわかりません^^;ま、さくさく氏から私の作業に対する『警告の奇声』が出ませんので、気にせずヌリヌリします。が、テキトーに塗ってるわけではありません^^;ここで気を付けなくてはいけないのが、スラストメタルの側面部分にもペーストを塗布する事です。それと、ブロック側のメタルの穴にペーストが入り込んだ時は。。。念の為に『つまようじ等』で穴をホジホジと。。。
ペーストがメタルの穴に入り込んでも恐らく流れるとは思いますが。。。念には念を^^; あと、クランクは前後方向の動きもわずかにありますので、初期かじり防止の意味で、各メタルのエッジ部分にも指で撫でる程度にペーストを塗ってみました。 |
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クランクを両手で『グイッ!』っと、しっかり抱え、静かに、優しく、真っ直ぐ、クランクの向きを間違えないように、ジャーナル部分をブロックに当てないように。。。ブロック側のメタルの上にそ〜っと取り付けました。き、緊張しますね^^; |
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メインベアリングキャップボルトの首の部分とネジ山の部分(ネジ山全体ではなく、先端から5山くらいに塗布します。人差し指にスレッドコンパウンドを付けて、グルッっとネジ山を一周する感じで塗布します)に『潤滑とカジリ防止』を兼ねて、スレッドコンパウンドをヌリヌリします。こちらも多すぎては逆効果になりますので、多からず少なからず塗布します。手がベトベトになりますので、キレイなウエスを何枚か事前に準備しておきましょう。 |