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エンジンに組み込む前に、事前準備をします。古いタービンに付いてた配管やアウトレットを移植するのですが、ガスケットや銅ワッシャーは再利用不可ですので新品を用意し、組み付けます。組みつけの際は、トルク管理をきっちり行ってください。今回、BNR34用のアウトレットを取り付けますが、O2センサー取り付け部の径が違うようですので、径変換アダプターが必要です。 |
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新品タービンですので、予めオイルを垂らして馴染ませておきます。 |
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ブロック側は、ガスケットのカスがこびりついてますので、スクレーパで綺麗にしておきます。 |
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タービンを載せる前にタービンステーを予め装着しておいた方がいいと思います。ステーは3箇所 、タービン、ブロック そして、配管に共締めするのですが、タービンを載せた後に配管とステーを留めるのは至難の業です。 |
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タービンを、下部のリターンパイプに差し込みながらゆっくり降ろしていきます。その後、エキマニをブロックとタービンのスタッドボルトにはめていきます。その際、エキマニ⇔ブロック⇔タービン間にガスケットを忘れず装着します。再利用不可です。 |
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エキマニをブロックに固定します。見える部分は容易ですが、配管に隠れてるナットを締め付けるのは難しいです。エキマニ⇔タービンの隙間からエクステンションを突っ込んで少しずつ締め付けていく他ありません。画像のようなハーフムーンも重宝しました。 |
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最後はきっちり規定トルクで締め付けていきます。狭い場所での作業はKTC「デジラチェ」が重宝しました。 |
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タービンとエキマニを固定するナットを規定のトルクで締め付けていきます。締め付けたら、ナット緩み留めのロックプレートを折り曲げます。 |
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フロント側タービンもリアと同様に装着しますが、スペースは狭い分、リアよりも苦労するかと思います。でも、2つのタービンが並ぶと喜びも一入です。が・・・始動まではもう少しです。 |
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タービンにオイルと水のラインを接続します。新品銅ワッシャー(再利用不可)を挟み、アイボルトを規定トルクで締め付けます。ワッシャーを挟み込みながらの作業が難しく、スグに落としてしまうので、グリス等でワッシャーを固定した方がやりやすいと思います。特に水側のアイボルトはかなり錆てますので、新品に交換した方がいいと思います。配管が接続できたら、アクチュエータロッドを戻してピンで固定します。 |
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ウォーターチューブ・バキュームチューブを元通りに戻します。真鍮製のこのパイプは若干曲げても問題ないようです。本来はここで遮熱板装着ですが、バンテージだけ巻いてます。 |
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エアホース・サクションホース・エアフロ・エアクリを元通りに戻します。その後、フロントパイプをとりつけます。 |
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オイル、冷却水を規定量注ぎます。そして勇気を振り絞って始動。下回りのオイルや冷却水の漏れ、配管類のエア漏れがないか確認し、冷却水のエア抜きをしっかり行って終了です。 |
使った工具 |
タービンを外す際に使用した工具にプラスして、トルクレンチ(狭い場所で使用するので、小さめの物かデジラチェ) |
作業後の注意 |
腰のケア(w
タービン交換作業全般に関し、作業自体は難しい物ではありません。付くようにしか付きませんから。ただ、根気が必要。ボルト一個締めるのに何時間もかかったりしますから。 |