FAST(日産部品検索システム)について |
■ 概要 |
![]() 写真は実物メディアをお借りして撮影し画像を加工(縁取り等)したものを、検証の為引用させて頂きました。
|
■ インストール |
ここで気をつけておきたいのは、FASTプログラムは動作にメディアを必要とする(データを読みに行く)事である。利用する際(あくまで利用する事が出来る立場にある場合)毎回メディアの出し入れが面倒と思われるなら、仮想DVDソフトなどを利用し、そこからインストールするのが得策である。インストール直後はインストールしたドライブを読みに行く設定になっているので、起動ドライブをあとから変えたい場合は設定の変更をすることも出来る。 |
■ FASTの起動と初期設定 |
![]() 環境設定ダイアログボックスが現れたら、最低限やっておくべき事は各フォルダ設定の中で「保存機能を使用する」にチェックを入れる事。デフォルトではなっていない為、気が付かずに色々部品を拾い上げて「一時保存しておこう」とした時に、保存出来ない事に気がついて落胆する事になる。その他の設定(例えばフォントなど)は自身で判る範囲でお好みに設定して構わない。インストール時に出てきたメディアの場所はここで変更する事が出来る。 |
■ 部品検索の実際 |
![]() まずは先ほどのメニューから左上のFAST検索をクリック。部品検索に関してはほぼここしか使わないと思って良いだろう。その他のメニューとしてPITWORK製品などの検索も出来る様だ。また終了方法は右下の終了によりメニューそのものを終わらせる事が出来る。
![]() 実際の作業場である検索画面が出てきたら、シャシーNO.の所(画像の赤丸部分)に車体番号を入れてエンターキー(キーボードの)を押す。左側はBNR32、その右に自身の(もしくは検索したい個体の)個体番号を入れる事。 ![]() また、収録車種一覧から選択したい場合は収録車種一覧ボタンをクリックする。この機能は日産車を検索する場合において、BNR32-xxxxxx(xはアラビア数字)と言ったシャシーNo.が不明な車のパーツ検索に有効である。
![]() 収録車種一覧では161車種(2006年10月号現在)から選択することができる。
![]() ここまできて部品検索準備が整った。では、実際に検索方法について研究して行きたいと思う。検索方法は様々であるが一番手っ取り早い検索方法はズバリ絵を見ながら検索することである。図中に示した絵目次選択ボタンを押して次に進むとしよう。ちなみにこの絵目次選択ボタンは○△□×で表されており、押すとPSが機動するか?と思ってしまうことはない。
![]() さて、絵目次選択ボタンを押すと図のようなポップアップが出現する。ここでは絵目次グループとして上から、@エンジン、フューエルAボディ、トリムBシャシー、パワートレイン、ブレーキCエレクトリカルの4グループに分かれており希望の部品が属するであろう項目にチェック(複数選択可)しOKボタンを押す。または一覧ボタンからピンポイントに絵を選択することができるが上級者向けのためここでは割愛したい。
![]() 仮に一番上のエンジン、フューエルを選択してOKボタンを押してみよう。すると図の様な画面にポップアップが切り替わる。この画面では選択した絵目次グループ(ここではエンジン、フューエル)に属する部品や構成図を選択することができる。この画面に切り替わったときは左上の絵が青く縁取られている。この青い状態では絵は選択されておらず左クリックで選択状態(赤)に変えることができる。また選択を解除したいときには右クリックで青に戻すことが出来る。さらに複数選択したいときには続けて左クリックで選択可能である。(このとき最終選択絵以外の選択絵は緑で縁取られている)なお、図の青く縁取られた位置の絵はファン、コンプレッサー&パワーステアリングベルト<エンジン>のところである。図では青くなっており選択されていない状態を示しているが赤く選択した状態にしてからOKボタンを押し次に進みたいと思う。 ![]() 図はファン、コンプレッサー&パワーステアリングベルト<エンジン>に関する部品及び構成図を示している。ここでも最初はどこかの部品に相当するナンバーが青く表示されている。(図では画像作成にあたり青いのは表示していません。)
![]() 実際に検索したい部品のナンバーを左ダブルクリックで赤く変えた後(複数選択可)、翻訳ボタンを押す。この翻訳ボタンは本のマークをしており、翻訳と本をかけているいるように思われる。図ではベルト、パワーステアリングオイルポンプという部品を選択した状態であり、ポップアップ下部に選択した部品名称や数量が表示されるので選択した部品や数量が正しいかどうかを確認することが出来る。また、数量はそこで変更することが可能である。また同一ナンバーを何度も左クリックすると余分にクリックした回数だけ部品個数が増えるので注意されたい。
![]() 翻訳ボタンを押すと、図のように選択した部品の詳細が元画面に表示される。ちなみに選択した部品は「部品番号:AY140-40950-」「部品名称:ベルト,パワー
ステアリング オイル
ポンプ」で、2006年10月現在の価格は2,200円と表示されている(赤枠内)。部販やディーラーで部品を注文する場合、この部品番号さえわかれば簡単に在庫検索や発注が可能となる。ただし部販やディーラーによって発注に関するスタンスが違うことがあるので、その点だけ注意されたい。よくディーラーで部品を発注するときに「車検証を見せて下さい」と言われるのはこのような手順で部品検索するためにシャシーNo.が必要になるためである。 |
■ 部品番号からの逆引き |
方法としては上記「部品検索の実際」部分の一番上の画像で「FAST検索」ボタンではなく二つ下にある「部品マスタ検索」を起動し、部品番号を入力して検索するだけです。一番最初のみFAST内データを端から端までサーチしますので時間が掛かるかもしれません。但し、共通部品となっている多くの「汎用ボルト類」の検索には有効ではないと思われます。 (FASTの画像類は全て形状を模したものをイラストレーター等で一つずつ作成しました。)
|
Copyright(C)2008 The 32Hozonkai All Rights Reserved. |